椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症のはなし(2)
昨日は、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の病態について触れました。
今日は対処法について書きたいと思います。
いずれも、手術による外科的治療方法や、鎮痛剤、消炎剤などの薬物療法、電器を当てたり微弱電流を当てたりする方法などが、広く一般的に認知されています。



たとえば手術による外科的治療法は、痛みがひどい方や、痺れがひどい方に対して有効といわれ、私のクライアントさんでも手術経験者が結構いらっしゃいます。
ここで、「ん?」と思った方。するどい!
手術をしたのに、なぜうちにお越しになられるか。
手術によるヘルニアや狭窄症の完治率は意外と低いんです。
手術自体は成功しました。
でも、しばらくして痛みが復活してしまうんです。
そういった方のレントゲンやMRIの画像を見ると、べつに新たな問題が発生しているわけではないことがわかります。
※新たな問題が発生している方も中に入るようですが、ごくわずかです。
なぜ、このようなことが起きるのか。
ポイントは、神経。
飛び出した髄核や、狭窄下脊柱管が神経根を圧迫して、痛みやしびれを出していると、考えられていました。
が・・・・実は、そうではないことが最近分かってきました。
神経根には、
脳から運動の命令を伝える運動神経、
触った感覚を脳に伝える触覚神経、
圧力感覚を脳に伝える圧覚神経、
痛みの感覚を脳に伝える痛覚神経、
などが通っています。
そして、これらの神経の太さはそれぞれ違います。
痛覚神経は、運動神経、触覚神経、圧覚神経と比べて非常に細いんです。
これが、何を意味しているかと言うと、、、
痛覚神経はほかの神経より圧迫されないという可能性です。
また、インターネットで諸説見ると、どうやら圧迫された場合は痛みより先に麻痺がおこるケースが多いとのこと。
痛みと麻痺。
対極の位置にあるこの矛盾。
これらから、神経の圧迫が痛みの原因ではない可能性が高くなります。
現に、ある大病院では、多くの腰痛患者にまずはカウンセリングをお勧めしているそうです。
また明日詳しく掘り下げましょう。
※本日書いた内容では馬尾症候群については触れていません。
馬尾症候群には外科手術こそが大きな成果を上げていることを付け加えます。
ホームページはこちら↓
http://www.k-k-labo.com/
5月の予約受付時間はこちらをご参照ください。
http://blog.k-k-labo.com/blog-entry-132.html
BLOGランキング参加中!
↓タグをクリックしてください。

クリック後ランキングのページに飛びます。
飛んだら1票なのでそこで終了してください。
-----------------------------------------------------------------
愛知県岡崎市を中心に三河地方(安城市、西尾市、豊田市、知立市、蒲郡市など)を活動拠点にするパーソナルトレーナーのブログです。
腰痛・肩こり・膝痛などでお悩みの方やスポーツで不調を抱える方のお力になります。
お気軽にご連絡ください!
今日は対処法について書きたいと思います。
いずれも、手術による外科的治療方法や、鎮痛剤、消炎剤などの薬物療法、電器を当てたり微弱電流を当てたりする方法などが、広く一般的に認知されています。



たとえば手術による外科的治療法は、痛みがひどい方や、痺れがひどい方に対して有効といわれ、私のクライアントさんでも手術経験者が結構いらっしゃいます。
ここで、「ん?」と思った方。するどい!
手術をしたのに、なぜうちにお越しになられるか。
手術によるヘルニアや狭窄症の完治率は意外と低いんです。
手術自体は成功しました。
でも、しばらくして痛みが復活してしまうんです。
そういった方のレントゲンやMRIの画像を見ると、べつに新たな問題が発生しているわけではないことがわかります。
※新たな問題が発生している方も中に入るようですが、ごくわずかです。
なぜ、このようなことが起きるのか。
ポイントは、神経。
飛び出した髄核や、狭窄下脊柱管が神経根を圧迫して、痛みやしびれを出していると、考えられていました。
が・・・・実は、そうではないことが最近分かってきました。
神経根には、
脳から運動の命令を伝える運動神経、
触った感覚を脳に伝える触覚神経、
圧力感覚を脳に伝える圧覚神経、
痛みの感覚を脳に伝える痛覚神経、
などが通っています。
そして、これらの神経の太さはそれぞれ違います。
痛覚神経は、運動神経、触覚神経、圧覚神経と比べて非常に細いんです。
これが、何を意味しているかと言うと、、、
痛覚神経はほかの神経より圧迫されないという可能性です。
また、インターネットで諸説見ると、どうやら圧迫された場合は痛みより先に麻痺がおこるケースが多いとのこと。
痛みと麻痺。
対極の位置にあるこの矛盾。
これらから、神経の圧迫が痛みの原因ではない可能性が高くなります。
現に、ある大病院では、多くの腰痛患者にまずはカウンセリングをお勧めしているそうです。
また明日詳しく掘り下げましょう。
※本日書いた内容では馬尾症候群については触れていません。
馬尾症候群には外科手術こそが大きな成果を上げていることを付け加えます。
ホームページはこちら↓
http://www.k-k-labo.com/
5月の予約受付時間はこちらをご参照ください。
http://blog.k-k-labo.com/blog-entry-132.html
BLOGランキング参加中!
↓タグをクリックしてください。

クリック後ランキングのページに飛びます。
飛んだら1票なのでそこで終了してください。
-----------------------------------------------------------------
愛知県岡崎市を中心に三河地方(安城市、西尾市、豊田市、知立市、蒲郡市など)を活動拠点にするパーソナルトレーナーのブログです。
腰痛・肩こり・膝痛などでお悩みの方やスポーツで不調を抱える方のお力になります。
お気軽にご連絡ください!